1. Roblox StudioのDialog(ダイアログ)とは
RPGゲームなどには、プレイヤーとキャラクターの話す場面が多くあります。Roblox Studioでも、そのような場面を作成することができ、そのときに使うのが、Dialog(ダイアログ)という機能です。Dialogを使うことで、プレイヤーとキャラクターの会話シーンを作ることができます。
以下では、Dialogを使用して、会話シーンを作成する手順を説明していきます。
2. 使用する機能
・Toolbox(ツールボックス)
・Dialog(ダイアログ)
・DialogChoice(ダイアログチョイス)
3. Dialogの簡単な使い方
まず、Roblox Studioを起動します。今回は、テンプレート「Baseplate」を使用します。
プレイヤーと会話するキャラクターを配置していきます。
「VIEW」をクリックし、以下画像の示す部分をクリックします。すると、Toolboxが表示されます。
このToolboxには、ゲーム内に配置できる多様なオブジェクトが用意されています。
検索欄に「human」と記入します。
「Basic Human」をゲーム内の任意の位置にドラッグ&ドロップします。
この状態で、一度ゲームをプレイしてみます。
特にイベントが起こる様子もなく、New Humanが設置されているのみとなっています。
このNew Humanと会話するシーンを作成してみます。
Explorerタブの「New Human」の「Head」のプラスマークをクリックします。
検索欄を活用し、「Dialog」をクリックします。
この状態で一度ゲームをプレイしてみます。
すると、先ほどとは違い、New Humanの頭の上にはてなマークが表示されました。
しかし、そのはてなマークをクリックしてもなにも反応がありません。
その後の反応を作成してみます。
作成した「Dialog」を選択します。
「Dialog」のプロパティが表示されます。
その中の「InitialPrompt」の記入欄に「やっほー」と記入します。
この状態で再度ゲームをプレイしてみます。
New Humanのはてなマークをクリックしてみると、
先ほど記入した「やっほー」が表示されました。
しかし、プレイヤー側に返すセリフが用意されていないため、
プレイヤーとキャラクターが会話しているとは言えません。
「やっほー」に対するプレイヤーの返事を作成してみます。
「Dialog」のプラスマークをクリックします。
「DialogChoice」をクリックします。
「DialogChoice」のプロパティの中の「UserDialog」に「良い天気ですね」、
「ResponseDialog」に「そうですね」と記入します。
この状態で再度ゲームをプレイしてみます。
New Humanの「やっほー」の後に「良い天気ですね」と「Goodbye!」という選択肢が表れるようになりました。
「良い天気ですね」を選択すると、New Humanから「そうですね」と返ってきました。
以上のことから、「DialogChoice」の「UserDialog」がプレイヤーのセリフ、
「ResponseDialog」がプレイヤーのセリフに対する返答になっていると分かります。
これで、プレイヤーとキャラクターの会話が成立しました。
しかし、このままでは会話のキャッチボールが少ないため、より複雑な表現はできません。
さらに、会話を続けられるように設定してみます。
先ほどの「DialogChoice」の中にもう一つ「DialogChoice」を作成し、
同様に「UserDialog」と「ResponseDialog」になにかしらのセリフを記入します。
この状態で再度ゲームをプレイしてみます。
会話のキャッチボールが増えていることが分かります。
このように、「DialogChoice」を増やすことでより複雑な会話を構築できると分かります。
4. まとめ
・Dialog(ダイアログ)を使用することでプレイヤーとキャラクターの会話を表現できる
・DialogChoiceを使用することでより複雑な会話を表現できる
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