1. Outputウィンドウの効果的な使い方と管理
本記事では、Outputウィンドウの基本的な使い方について解説します。Outputウィンドウの表示方法、メッセージのカテゴリ分け、フィルタリング機能、そしてメッセージのクリア方法について、具体的な手順を交えて説明します。
2. 使用する機能
・Output
3. 手順
まず、Roblox Studioを起動します。今回は、テンプレート「Baseplate」を使用します。
スクリプトの実行結果を表示するOutputウィンドウは、デフォルトでは表示されていない場合があります。以下画像は、Outputウィンドウが表示されていない場合です。
Outputウィンドウを表示させていきます。
VIEWタブをクリックし、以下画像の左上に強調されている部分をクリックします。
すると、画面のどこかにOutputウィンドウが表示されます。以下画像では、右下にOutputウィンドウが表示されています。
今回は、Outputウィンドウの「Messages」と「Filter」機能、そして箒マークのアイコンを使ってみましょう。
Outputウィンドウになにかしら表示させてみます。
ExplorerにあるWorkspaceの子要素にScriptを追加します。Scriptに記入されているコード(print(“Hello world!”))をそのままの状態にし、ゲームをプレイしてみます。
すると、OutputウィンドウにHello world!と表示されました。これは、スクリプトのprint(“Hello world!”)が実行された結果となります。
「Messages」セクションを見ると、この出力は「Log」カテゴリに分類されていることがわかります。
Logのチェックボックスを外すと、この出力は表示されなくなります。
スクリプトに意図的にスペルミスを入れてエラーを発生させます。
エラーが発生すると、Outputウィンドウにはエラーメッセージが表示されます。
この時、「Messages」では、Errorメッセージが1つ、Informationメッセージが3つと表示されています。
エラー関連のメッセージだけを見たい場合は、ErrorとInformation以外のチェックを外して表示を絞り込みます。
エラーメッセージ「Workspace.Script:2: attempt to call a nil value」は、WorkspaceのScriptの2行目でnil(存在しない値)を関数として呼び出そうとしたことを示しています。これは、存在しない「prnt」という関数を呼び出そうとしたためにエラーが発生しています。
Information文(青文字)の「Script ‘Workspace.Script’, Line 2」も同様のことを伝えています。
「Filter」機能を使うと、特定のワードを含むメッセージを検索できます。例えば、「Hello」と入力すると、「Hello world!」という文が表示されます。
Outputウィンドウの右上にある箒マークをクリックすると、表示されているすべてのメッセージが消去されます。
この記事を通じて、Outputウィンドウの使い方を学びました。スクリプトの実行結果を確認するための「Log」カテゴリ、エラーメッセージの確認方法、さらに特定のワードでメッセージをフィルタリングする方法などを見てきました。これらの知識を活用することで、スクリプトのデバッグやエラーの特定がより効率的に行えるようになります。
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