1. IKControlの4つのTypeについて
本記事では、IKControl機能を使用して、4つの異なるType(Position、Rotation、Transform、LookAt)の動作の違いを解説します。それぞれのTypeに応じたEndEffector(Head)の動きの変化を動画を交えて紹介します。
前回記事で解説した設定を本記事でも使用するため、その部分の解説は省略いたします。
前回記事↓
2. 使用する機能
・IKControl
3. 手順
まず、Roblox Studioを起動します。今回は、テンプレート「Baseplate」を使用します。
IKControlの効果を体感するために、まずPartを設置します。参考として、縦長のPartを使用し、Anchorをオンにして固定します。
次に、ゲームを開始し、プレイヤーをPartの近くに移動させます。
プレイヤーの子要素の中にあるHumanoidにIKControlを追加します。
以下から、4つのTypeの違いについて見ていきます。
Positon
まず、「Position」タイプについてです。このタイプを選択し、EndEffectorを「Head」、Targetを「Part」と設定します。
※以下画像のようにならない場合はChainRootにプレイヤーの部位をなにか入れてみてください。
この設定下では、EndEffector(Head)はTarget(Part)のPositionのみに影響を受ける動作となります。
Rotation
次に、「Rotation」タイプです。
このタイプを選択すると、EndEffector(Head)はTarget(Part)のRotationのみに影響を受ける動作となります。
Transform
「Transform」タイプも紹介します。
このタイプを選択すると、EndEffector(Head)はTarget(Part)のPositionとRotationの両方に影響を受ける動作となります。
LookAt
最後に、「LookAt」タイプについてです。
このタイプを選択すると、EndEffector(Head)はTarget(Part)の方向を自動で向くようになります。
まとめ
IKControlの4つのType(Position、Rotation、Transform、LookAt)について学びました。PositionはEndEffectorがTargetの位置にのみ影響を受け、RotationはTargetの回転にのみ影響を受けることがわかりました。Transformは位置と回転の両方に影響を受け、LookAtはEndEffectorがTargetの方向を自動で向く動作となります。これらの知識を活用して、ゲーム内でのキャラクターの動きをよりリアルに表現することができるでしょう。
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