1. 青・赤Partに触れた際の正解・不正解音の実装
本記事では、2つの異なるPart(青色と赤色)に触れたときにそれぞれ異なる音(正解音と不正解音)が鳴る機能の実装方法を解説します。
2. 使用する機能
・Script
・Toolbox
3. 手順
まず、Roblox Studioを起動します。今回は、テンプレート「Baseplate」を使用します。
音を鳴らすためのPartを設置していきます。
Partを選択し、ゲーム画面に2つ追加します。
PartのプロパティにあるBrickColorを変更し、2つのPartの色を変更します。今回は正解音と不正解音を使用するため、青色と赤色にします。
2つのPartの子要素にScriptを追加します。
青色のPartの子要素にあるScriptに以下のコードを記入します。
local blockA = script.Parent
local soundCorrect = Instance.new("Sound", blockA) -- 正解音
soundCorrect.SoundId = "rbxassetid://"
blockA.Touched:Connect(function()
soundCorrect:Play()
end)
同様に、赤色のPartの子要素にあるScriptに以下のコードを記入します。
local blockB = script.Parent
local soundIncorrect = Instance.new("Sound", blockB) -- 不正解音
soundIncorrect.SoundId = "rbxassetid://"
blockB.Touched:Connect(function()
soundIncorrect:Play()
end)
2つのコードはほぼ同じのため、後半のコードの解説を以下に記載します。
1. local blockB = script.Parent
このコードは、スクリプトの親要素(Part)をblockBという変数に代入しています。
2. local soundIncorrect = Instance.new(“Sound”, blockB)
新しい”Sound”インスタンスを作成し、それをblockBの子要素として追加します。この新しいSoundインスタンスはsoundIncorrectという変数に代入され、これが「不正解音」として機能します。
3. soundIncorrect.SoundId = “rbxassetid://○○”
soundIncorrectのSoundIdプロパティに、指定されたIDの音を設定します。このIDはRobloxのアセットIDで、特定の音を指します。
4. blockB.Touched:Connect(function() … end)
blockBが何かに触れられたときに、指定された関数が実行されるようになります。
5. soundIncorrect:Play()
blockBが触れられたときに、soundIncorrect(不正解音)を再生します。
要するに、このコードは特定のブロック(blockB)が触れられたときに、不正解を示す音を再生する機能を実装しています。
青色のPartに触れたときの正解音をToolboxから探していきます。
Toolboxを開き、カテゴリーをAudioに変更し、検索欄にCorrectを記入し、検索します。
今回は、Correct Answer2を使用します。右クリックして、Copy Asset IDをクリックします。
先ほどのコードにペーストします。
不正解音も同様に設定していきます。
この状態でゲームをプレイしてみます。青色のPartに触れたときの音と赤色のPartに触れたときの音が違えば、正しく設定できています。
この記事を通じて、2つのPartに触れた際の音の再生機能を実装する方法を学びました。正解音と不正解音をそれぞれのPartに設定し、ゲーム内でのインタラクションを向上させることができました。正確に設定を行うことで、プレイヤーにとっての体験がよりリアルで楽しいものとなるでしょう。
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